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食事を規則正しく、かつ、楽しんで摂ることで睡眠レベルが上がる

われわれの脳にはオレキシンという神経ペプチドが存在し、私たちの摂食活動や睡眠と覚醒に大きな役割を果たしています。

このオレキシンは1998年に筑波大学・桜井武氏の研究グループが発見したものであり、このオレキシンが欠如すると、正常な睡眠・覚醒のパターンを維持出来ず、ひどくなると、突然本人の意思に反し、眠り込んでしまうナルコレプシーという睡眠障害にかかります(ナルコレプシー患者の約90%に髄液中のオレキシン濃度の著しい低下がみられます)。

オレキシンに係る研究結果の中で非常に興味深い点は、食べることと寝ることは非常に密接に関わっているということです。

例えば、野生動物が生き延びていくためには「摂食行動」は非常に大切な行動であり、空腹時には、覚醒レベルを上げて餌を探し求めます。お腹が空いては眠っている場合ではない、ということです。絶食させられた動物は、オレキシン神経が活性化され、覚醒レベルが上がるそうです。

野生動物

また、マウスに好物の甘い味のついた水を毎日決まった時刻に与えると、脳のなかのオレキシンを作り出す神経の活動が盛んになるそうです。これは、何か欲望があり、それが報酬で満たされるとオレキシンが活性化されるということです。

毎日決まった時間に食事を摂る人はその時間が近づくと空腹感を感じるようになる、そんな1日の食事のリズム構築にもオレキシンは関わっています。

つまり、これらすべてを総合すれば、毎日規則正しく同じ時間に食事を摂り、間食は出来るだけ控え、お腹を空かせてから食べる。食欲を高め、そして食べる際に「おいしい~」とおいしさを噛みしめながら食べることでオレキシンを活性化させ、結果的に睡眠と覚醒を正常に機能させられるのです。

よく噛んで食べるとセロトニンというストレス耐性ホルモン(夜になると睡眠ホルモン「メラトニン」に代わる)が活性化されるとも言われています。また、毎日、食事を摂ることで体内時計のズレも自然と調整されています。

毎日の食事、その摂り方で睡眠だけも随分と変わってくるのです。

関連:オレキシンの生理機能の解明 - 筑波大学医学医療系

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