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妊娠と睡眠障害

妊娠中においては、多くの方が不眠を体験します。

妊娠初期は眠気が強くなり、つわり、頻尿などが夜間の睡眠を妨げることがあります。

妊娠中期になると腰背部痛、関節痛、胎動、胸やけ、下肢のこむらがえりやむずむず感、息切れ、鼻閉その他の上気道狭窄等が加わり、睡眠を妨げます。

そして、妊娠後期には、腰背部の痛みに加え、腹囲の増大のために、心地よい睡眠体位がとりにくく、睡眠を妨げます。

妊娠中に合併し、不眠をきたしやすい睡眠障害として、むずむず脚(レストレスレッグス)症候群周期性四肢運動障害、睡眠関連こむらがえり、睡眠関連呼吸障害があげられます。

むずむず脚症候群は妊娠中、特に妊娠後期に発生することが多く、約1/5程度の妊婦が経験すると言われています。

原因としては、鉄や葉酸の欠乏が関係するという説や、妊娠に伴う下肢の血流不全等が関係するという説があります。いずれにしても出産後には、そのほとんどが完治または改善します。

睡眠関連こむらがえりも妊娠後期に合併することが多く、マッサージなどで症状が軽減されます。

予防としては、就寝前の入浴や下肢のストレッチ、足関節以下への寝具の圧迫を減らしたり、足底をベッドの足板につけたり、足底に枕を置いたりして、睡眠中に足関節が底屈(足の指先が足裏方向に折曲がる方向)しないようにするといった方法があります。

睡眠関連呼吸障害は、妊娠に伴う上気道の狭窄によって悪化し、実際に妊娠中にはいびきをかくことが増え、妊婦の1/3がいびきをかくという報告もあります。

また、妊娠中や出産後は、無事に赤ちゃんが産めるのだろうか、きちんと育てられるのだろうか、いいお母さんになれるだろうかといった不安や恐れがストレスになり、心理的に不安定になります。

妊娠初期に発症するうつ病を「産前(妊娠)うつ」、出産後数週間して発症するのが「産褥(産後)うつ」です。産褥(さんじょく)とは、出産後に母体が回復するまでの通常6~8週間の期間のことです。

また、出産後2、3日から1週間以内に女性が陥りやすい一過性の抑うつを「マタニティブルー」といいます。妊娠後期から末期の睡眠障害を受けて発症します。

涙もろくなる、イライラして他人のちょっとした言葉が気になるのが主な症状で、赤ちゃんの世話が十分に出来なくなってしまうことがあります。

マタニティブルーは軽度の一時的な気分の変化で、うつ病とまではいえません。
いずれにしても妊産婦の睡眠障害は、母体の心身のみならず、胎児の健全な発育を阻害するリスクもありますので、十分な睡眠の確保が必要不可欠です。

なお、結婚を控えた人に見られる精神的な不安状態(「マリッジブルー」)に陥った人も同様に不眠になりやすくなります。

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