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概日リズム睡眠障害 <睡眠相後退症候群>

睡眠相後退症候群(Delayed Sleep Phase Syndrome:DSPS)とは、睡眠の時間帯(睡眠相)が通常より数時間後退し、その後退してしまった時間帯でしか眠ることの出来ない症状です。概日リズム障害の一つにあたります。

毎日、夜中の4~5時ぐらいまで眠ることが出来ず、朝は起きられない、起きたとしても睡眠不足から、日中に極度の眠気を覚え、日常生活に支障をきたしてしまう、そのような状況が1カ月以上続くと睡眠相後退症候群と診断されます。

睡眠相後退症候群の多くは思春期や青年期に発症します。多くの原因は、試験勉強やゲームなど、何らかの理由で夜更かしをして、そのまま夜型の生活が定着してしまいます。

睡眠相後退症候群の特徴としては、通常の時間帯での入眠困難・覚醒困難は見られるものの、時間帯の制約がない場合は、睡眠の質と量は正常であり、毎日、後退してしまった決まった時間に眠り、決まった時間に自発的に覚醒できることがあげられます。

日本で行われた、調査によると高校生の250人に1人、20歳代以降の成人の1,000人に1人が睡眠相後退症候群であるといわれています。

睡眠相後退症候群の治療には、まず時間療法があげられます。人の概日リズムはおよそ24時間を1周期としたリズムをもっていますが、実際は24時間より少し長い周期になっていることから、就寝時間を早い時間帯にズラしていくより、遅い時間帯にズラしていく方が適応しやすくなっています。

そこで、時間療法では、通常の就寝時間に戻るまで、毎日3時間ぐらい、就寝時間を遅らせて行きます。

この治療は睡眠環境を整え、睡眠時間を正確に後退させていく必要があるため、自宅での実施が難しく、2週間ぐらいの入院によって行われます。そして、この治療法によってほとんどの方は概日リズムの修正が可能です。

また、人は毎朝、光を浴びることによって、概日リズムのズレを修正していることから、毎日午前6時から9時ぐらいの間に約2時間程度、2,500ルクス以上の光を受けることにより、概日リズムの修正をする高照度光療法も行われます。

5,000ルクス以上の高照度光を2時間ほど早朝に浴びることで、翌日には1~2時間ほどの生物時計の前進が期待されるといわれています。

睡眠相後退症候群の治療には、睡眠薬、メラトニン、ビタミンB12などの投与(薬物療法)も行われます。

メラトニンは睡眠を促す働きを持つ「睡眠物質」の一つであり、概日リズムを調整する作用もありますが、日本ではまだ試験的に用いられている段階でまだ薬剤として認可されていません。

ビタミンB12は日中の深部体温を上昇させ、体内時計の光感受性を高めると考えられており、牛乳、豚肉(レバー)、豆腐、魚介類に多く含まれています。

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