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睡眠時随伴症 <錯乱性覚醒>

錯乱性覚醒とは、睡眠の途中(特に眠りの深いノンレム睡眠から)で目覚めた際に不完全な目覚めとなり、寝言を言ったり、泣き叫んだり、手足をバタバタさせたり、錯乱した状態になる症状です。

小学校入学前~小学校低学年ぐらい、そして、就寝して数時間後ぐらいに多く見られます。錯乱した状態は、30~40分ぐらい、場合によっては1時間以上続くこともあります。

無理に覚醒させようとするのは逆効果で、むしろ反抗して攻撃的になるので注意が必要です。

年齢が上がるにつれて症状が出なくなることがほとんどであり、治療の必要はありません。

また、稀に成人でも薬物の服用、極度の睡眠不足時、アルコール摂取などで同じような状態になることがあります。
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睡眠時随伴症 <夜驚症>

夜驚症とは、眠っている間に突然パニックに陥り、悲鳴や大声をあげたりする症状です。

眠りの深いノンレム睡眠から不完全に目覚めたときになることから、ノンレム睡眠の長い、就寝後最初の3時間に起こることが多く、症状は5~10分以内にはおさまります。

完全に目覚めているわけではないため、話しかけても答えられません。また、夢と違い、目覚めた後に本人の記憶はありません。

小児における頻度は15%前後と言われており、その多くは3~8歳の小児期にみられます。

その原因ははっきりしていませんが、発育中のために、脳が未発達であることから、生じるのではないかと考えられています。

よって、そのほとんどが成長とともに発症しなくなりますが、あまり頻繁に発症するようであれば、睡眠専門の医療機関を受診してみましょう。

なお、成人での頻度は非常にまれ(1%以下)であり、発症する人は不安感が高いことがあげられるようです。

睡眠時随伴症 <睡眠時遊行症(夢遊病)>

睡眠時遊行症とは、ぐっすり眠った状態(ノンレム睡眠中)で寝床から起き上がり、歩きまわるなど、異常行動をする症状です。夢遊病とも呼ばれています。

目は大きく見開かれ、瞳孔は拡張し、言葉を発することもありますが、本人はぐっすり眠っています。

階段から落ちるなど、よほど危険な状態でなければ、起こさない方がよく、また、起こそうとしても簡単には目を覚ましません。

高熱や睡眠不足、ストレスなどがきっかけとなって発生することもありますが、通常睡眠の最初の3時間以内に生じ、30分以内(多くは15分以内)ぐらいでおさまります。

小児における頻度は15%前後、成人での頻度は約1%といわれております。

遺伝する病気と言われており、脳の一部が未発達なために起こると考えられています。通常は治療しなくても、脳が成長を終えた時に自然に治りますので、特に医療処置をする必要はありませんが、周囲の安全には気を配る必要があります。

なお、成人では、超短時間作型の睡眠導入剤の副作用で発生する場合もあります。

睡眠時随伴症 <睡眠時遺尿症(おねしょ)>

睡眠時遺尿症とは、いわゆる「夜尿症」「おねしょ」と言われるもので、睡眠中に夢うつつの状態で、5歳を過ぎても週に2度以上、自分の意思とは無関係にトイレ以外の不適切な場所で排尿が繰り返されるとこう診断されます。

夜尿は年齢とともに減少し(統計的には、4歳児 約30%、6歳児 約10%、10歳児 約5%)、12歳から18歳になっても夜尿が続くのは約3%程度と言われています。また、夜尿は遺伝すると言われています。

5歳を過ぎても夜尿を繰り返しており、その頻度に減る傾向がなければ、泌尿器系の疾患がある場合もあるため、医療機関を受診してみてください。

生まれつき膀胱が小さい、膀胱感染、アレルギー、閉塞性睡眠時無呼吸症、代謝や内分泌の異常などが、要因となっていることもあります。なお、感情や心理的な原因から起こることはあまりありません。

また、半年以上おねしょをしなくなった期間があり、その後再びおねしょが出現した場合は、2次性夜尿と呼ばれ、これまでのおねしょ(1次性夜尿)とは区別され、別の身体の病気によることがあります。

1次性夜尿では、目を覚ましたり、尿量を抑えたりするシステムや膀胱の働きが未熟なことが原因として考えられています。

なお、叱っても子供のストレスが増すだけであり、逆効果となりますので注意が必要です。就寝前の排尿習慣やおねしょしなかった日に褒めるといったことも重要です。

睡眠時随伴症 <レム睡眠行動障害(REM sleep Behavior Disorder:RBD)>

レム睡眠行動障害とは、睡眠中に大声をあげたり、起き上がって身体を動かしたりなど、睡眠中に見ている夢と同じ行動をとってしまう異常行動です。

中高年、もしくは高齢の男性の方によくみられる睡眠障害であり、男女比は8対1で、高齢者人口の0.5%といわれ、症状が悪化すると行動が徐々にエスカレートします。

通常、レム睡眠時には身体の筋肉は弛緩して、休んだ状態となっていますが、レム睡眠行動障害の場合、筋肉が覚醒時と同じように働いており、夢を見ると、夢に併せて身体が動いてしまいます。

治療としては、抗てんかん薬のクロナゼパムがよく処方されます。薬物療法によって1週間ぐらいで8割の患者さんがほぼ完治するか、異常行動の頻度が減少しますが、なかには脳梗塞や脳腫瘍、パーキンソン病、レビー小体病、オリーブ核橋小脳変性症、シャイ・ドレガー症候群、進行性核上性麻痺などが原因となっている場合もあるため、頭部MRIなどの検査が不可欠となります。

睡眠時随伴症 <睡眠麻痺(金縛り)>

睡眠麻痺とは、一般的には「金縛り」と呼ばれ、主に睡眠中、意識がありながら身体を動かすことができない状態をいい、その体験は、①動けない、②しゃべれない、③不安感あるいは恐怖感を伴う、④胸の上に何かが乗っている感じ、⑤だれかがいるような様子などが主な症状です。

男性では約4割、女性では約5割が体験すると言われています。

金縛りは、「身体的あるいは心理的ストレス」と「睡眠-覚醒サイクルの乱れ」によって、睡眠時の全身脱力と意識覚醒が同時に起こり生じます。

覚醒と睡眠のはざまのレム睡眠時に起きやすく、レム睡眠時は骨格筋の緊張が著しく低下し、身体を動かそうとしても動けないが、眠りが極めて浅いことから高い意識状態が保たれており、実際は眠っているが、自分で起きていると感じやすく、金縛りにあっていると感じます。

その多くは、不規則な生活、寝不足、過労、時差ぼけやストレスなどが原因となりますので、金縛りが頻繁に起こるようであれば、まずは生活習慣から見直してみましょう。

また、ナルコレプシーを患っている方は、通常であればノンレム期を経た後で発生するレム睡眠が入眠直後に発生することから、入眠時に金縛り・幻覚・幻聴の症状が発生することが多くなります。

睡眠時随伴症 <歯ぎしり>

歯ぎしりとは、睡眠中に上下の歯をギリギリと横にすり合わせたり(グラインディング)、あまり音を立てず強く噛みしめたり(クレンチング)する症状です。

ほとんどの人が睡眠中にこれらの歯ぎしりをしたことがあり、そのうちの約5~15%ほどの人が習慣的に行っています。

歯ぎしりは。歯が生えてくるときに必ず起こり、正常な乳児の半分に見られます。成人の歯ぎしりは、精神的なストレスが原因となっていることが多く、その他、噛み合わせの問題、中枢神経伝達機構の変化、遺伝や飲酒、喫煙、カフェイン摂取などがあげられますが、結論は得られていません。

歯ぎしりは、眠りの浅いレム睡眠のときに起こると言われています。飲酒、喫煙、カフェイン摂取、ストレスなどは、睡眠を浅くする要因であることから、歯ぎしりも生じやすくなります。

また、睡眠時無呼吸症候群や逆流性食道炎の人も眠りが浅くなりますので、歯ぎしりをしやすい傾向にあると言われています。

歯ぎしりによって、歯の摩耗、歯周部の損傷、顎の関節症による痛みが生じたり、強い筋緊張のために肩こり、頭痛が生じることがあります。

歯ぎしりはプラスチック製の歯の保護装置やマウスピースなどを使用したり、夜寝る前に出来るだけリラックスした状態で眠るなどの方法にとり、症状を軽減させます。

睡眠時随伴症 <乳児突然死症候群(SIDS)>

乳児突然死症候群(SIDS)は、何の予兆もないままに、主に1歳未満の健康に見える乳児が突然死亡する疾患です。呼吸がうまくいかなかったせいなのか、あるいは心臓の機能がおかしくなったからなのか、そもそもの原因はわかりません。

もっとも乳児突然死症候群が起きやすいのは、生後10~12週間です。

なお、乳児は睡眠中の呼吸を妨げないためにも、横向きやうつ伏せではなく、仰向けに寝かせる、乳児の近くで喫煙しない、妊娠中に喫煙しない、乳児に過度に服を着せたり、温めすぎない、なるべく人工乳ではなく母乳で育てるといった予防法が薦められています。

関連サイト:
厚生労働省「乳幼児突然死症候群(SIDS)について」
厚生労働省「乳幼児突然死症候群(SIDS)診断ガイドライン(第2版)」
NPO法人 SIDS家族の会
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